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文学・文豪ゆかりの地をめぐろう【那須塩原・塩原温泉編】
文学・文豪ゆかりの地をめぐろう【那須塩原・塩原温泉編】
温泉地は執筆活動に最適

なぜ文豪と温泉には深い関係があるのでしょうか。名作の舞台となった温泉も少なくありません。

静かで集中できる環境にあり、疲れたら温泉でリフレッシュできる温泉地は、執筆活動に最適なのかもしれませんね。また温泉には、居住地とは違う気候の温泉地へ行くことで心身に適度な刺激が与えられ、気候順化機能で心や身体の状態が整う「転地効果」もあると言われています。


大江戸温泉物語 ホテルニュー塩原の近くの文豪の足跡をご紹介します。

ぜひゆかりの地をめぐり、文豪の気持ちに思いをはせてみてはいかがでしょうか。

 

夏目漱石(なつめ そうせき)について

東京都新宿区にて1867年(慶応3年)2月9日に誕生した夏目漱石。

生い立ちは複雑でしたが、才能を発揮して東京帝国大学英文学科に入学。卒業後は「坊ちゃん」の舞台でも有名な愛媛県松山市を始めとして英語教師として教壇に立ちつつ、「吾輩は猫である」で小説家デビュー。

今日職を辞して朝日新聞社にて職業小説家となりました。塩原へは6泊7日滞在した記録があります。

尾崎紅葉(おざき こうよう)について

作家・俳人として活躍した尾崎紅葉は、山田美妙らと硯友社を結成し、機関誌「我楽多文庫」を発行して文筆活動を開始しました。
出世作は「二人比丘尼色懺悔」で「伽羅枕」「多情多恨」なども知られている作品です。代表作の1つで塩原温泉も登場する「金色夜叉」は、病没のため未完のまま。塩原温泉には3泊4日の日程で訪れ、その様子をかなり詳細に手記「塩原紀行」に書き記しています。

谷崎潤一郎(たにざき じゅんいちろう)について

東京に生まれた谷崎潤一郎は、明治末期から昭和中期までの長きにわたり、小説家として活躍した人です。

関東大震災後は関西を拠点として生活していましたが、最終的には熱海の伊豆山で静養を続けて生涯を終えました。代表作は「痴人の愛」「細雪」「春琴抄」や随筆の「陰翳礼讃」など。

塩原温泉には、36歳の夏から秋にかけて約1ヶ月間と、72歳の時に1回の合計2回訪れています。

与謝野夫婦(よさの ふうふ)について

与謝野寛(号・鉄幹)と与謝野晶子は晶子21歳の夏に大阪で出会ったとされています。

2人は恋に落ち、晶子は寛を追いかけて上京。寛は機関誌「明星」を創刊、歌集「みだれ髪」も出版して順調でした。寛には内縁の妻がいましたが2人は結婚。その後、「明星」の人気にかげりが出て廃刊になると、2人の関係にも影を落としました。

それでも晶子は寛に尽くし、2人は最後まで添い遂げます。

斎藤茂吉(さいとう もきち)について

山形県に生まれた斎藤茂吉は、精神科医として働きつつ、「アララギ派」の歌人としても活躍した人です。

最初に出した歌集「赤光」に収録されている「死にたまふ母」は、国語の教科書にもたびたび取り上げられるほど有名です。斎藤家に婿養子として入り、養父の病院に勤めていましたが、病院全焼や妻との不仲など苦労は絶えなかったようです。

塩原を訪れたのは学生の頃でした。

那須塩原・塩原温泉と文豪・文学

那須塩原・塩原温泉には、ここまでご紹介した文豪を始めとして、多くの文豪が訪れています。

塩原温泉郷に点在している文学碑の一部をご紹介します。

夏目漱石の文学碑
夏目漱石の文学碑

他の文豪の文学碑もたくさんあり、見て歩くだけでもなかなかのボリュームです。


塩原とゆかりのある文豪の中には、作品などで塩原に触れている場合もあります。例えば、夏目漱石は、イギリス留学中に訪れたスコットランドの景観を塩原と重ねて日記に書き記していたそうです。

尾崎紅葉は「金色夜叉」の中で、主人公の間貫一を塩原温泉の清琴楼に宿泊したとしています。


塩原を訪れる際、ぜひ塩原について触れた本を片手に、文学碑を巡ってみて、文豪が塩原で何を感じたのかに思いをはせてみるのも楽しいですよ。

谷崎潤一郎の文学碑
谷崎潤一郎の文学碑
与謝野夫婦の歌碑
与謝野夫婦の歌碑
尾崎紅葉の文学碑
尾崎紅葉の文学碑
斎藤茂吉の歌碑
斎藤茂吉の歌碑

塩原もの語り館 宿から徒歩で約5分

塩原もの語り館
塩原もの語り館
塩原もの語り館

塩原もの語り館(ものがたりかん)は、塩原温泉街の中心にある複合施設で、資料展示室や売店・レストラン・直売所などがあります。


展示資料室では、明治・大正時代に活躍し、塩原との縁も深い文豪に関する資料を紹介。塩原の発展に貢献した3恩人(三島通庸・奥蘭田・尾崎紅葉)の解説や、夏目漱石の塩原滞在中の日記があり、興味深い展示内容です。


塩原温泉街に点在する歌碑を巡る前に、予習として訪れておくのもおすすめ。1Fの塩原温泉観光協会スタッフに、文学碑の観光ルートなどを教えてもらいましょう。
テラスの裏手にある紅の吊橋は、紅葉の季節になると絶景なので要チェック。


館内をゆっくり見て回った後は、カフェレストラン「洋燈」や足湯で休憩もできますよ。

もの語りシネマ
もの語りシネマ
資料展示室
資料展示室
カフェレストラン「洋燈」
カフェレストラン「洋燈」
雪景色の「洋燈」
雪景色の「洋燈」

那須野が原博物館 宿から車で約30分

那須野が原博物館
那須野が原博物館
那須野が原博物館 常設展示室
常設展示室

那須野が原博物館は、自然系と人文系両方を合わせた総合博物館として、約93,000点の資料を収集・展示しています。


自然系は4分野で、地学・植物・昆虫・昆虫以外の動物が対象。人文系は5分野で、歴史・考古・民俗・美術・文学が対象です。文学資料としては、塩原に関連する文学作品や地域の文学関係の雑誌・同人誌などの収集に力を入れています。

塩原を最初に紹介した作品である奥蘭田の「塩渓紀勝」や尾崎紅葉の「金色夜叉」、国木田独歩の「欺かざるの記(前編・後編)、斉藤茂吉の歌集「赤光」などはその一部です。


常設展示だけでなく、さまざまな企画展やイベントもあるので、お出かけ前に開催中のものをチェックしてお出かけください。

 

文学・文豪ゆかりの地をめぐるときの楽しみ方をいくつかご紹介します。
以下から気になる楽しみ方を探してみてください。

● 文豪のプロフィールを事前に知っておく
● 温泉にゆかりのある小説を持参して旅館で読書
● 小説に出てくる場所の聖地めぐり


文豪が人生でどのような時期にその温泉地を訪れていたのかは、プロフィールを知ることで理解できます。旅館で温泉にゆかりのある小説を読むと、温泉地の風景が描写されていて、見に行きたいと思えばすぐに出かけて見に行くのも簡単です。小説に出てくる場所を聖地として巡ると、小説の世界をよりリアルに感じられますよ。

 

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